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お勧め本「アリになった数学者」

☆☆☆お勧めの本のご紹介☆☆☆

私は子供のころから、本が大好き。
子供の頃の夢は図書館に住むことでした。

今も増え続ける本を、どう断捨離してゆくか
頭を悩ませつつも、本の匂いに小確幸(しょうかっこう)を
感じる日々。

そんな私がですが、このホームページでは
ヨガ哲学や仏教、マインドフルネスに
役に立つ本をご紹介してゆきたいと思います。

****

久しぶりに、これはみんなに紹介せねば!
って思うくらい素敵な本に出会いました。

「アリになった数学者」
福音館書店 森田 真生 文 / 脇阪 克二 絵

~出版社のサイトから引用~

数や図形を便利につかう方法を教えてくれるのが「算数」。
「数学」は、そもそも、その数や図形とはなにか? と考える学問です。
そんな「数学」の世界を探求する数学者は、
ある日気がつくと、アリになっていました。
数学者は、アリたちと数学について語りあいたいと願います……。
さて、アリたちに人間の数学、「数」は理解されるのでしょうか?
数を通してこの世界をどう理解するか。
アリたちが導くあたらしい数の世界へ。

 

数学に苦手意識がある私は、
この推薦の言葉に心惹かれて、
気軽な気持ちで手に取ったのですが。。。

ところが、あまりの内容の素晴らしさに、
感動を通りこして、無言。

読んでいる間、何度も手を休めては、ため息をつき
言葉ひとつ、ひとつ、描写のひとつひとつを、
体と心に沁み込ませるように
大切に、大切に、読みました。

数学のお話というより、
私にとってはヨガ哲学や仏教の世界観が、
美しく織りなされた、詩集のようでした。

***

色眼鏡をかけかえる。パラダイムをシフトするということについて。
法(ダルマ)と概念の区別について。
そして、言葉に頼らないコミュニケーションについて。

こんなにも、情感豊かに、生き生きと描かれた絵本を
私は他に知りません。

そして「7つのアスパラの実」のくだりでは、
1つ目だろうが、2つ目だろうが、7つ目だろうが
「アスパラの実」は「アスパラの実」。

今ここを生きること、生き切ることの本質的な意味や
数という妄想(概念)と、実体の区別について、
シンプルに、時にユーモラス描かれていて、に感激しました。

最後の女王蟻?との対話では、
仏教の「分別智」と「無分別智」ついて、
体に宿る大いなる叡智について、
ものの見事に描かれていて、感動的でした。

そして珠玉の言葉たち。

”地上にあるものはすべて、たがいをてらしあって存在している。
一つ一つの露には歴史があって、
たくさんのものにささえられながら、ここまでやってきた”

”見えるというより、じっと耳を澄ませて聴くの。
音で、味で、あるいはにおいで。あらゆる感覚で、露の感覚を聴きわけるのよ”

うごき続ける「1」を使った数学を、
生きた数を使ったアリたちの数学を、
私ももっと知りたいと思いました。

今は感動しすぎて、どう表現したら良いかわからないけど、
私の中で熟成させて、この感覚をもっと深めてゆけたらいいな。

作者の森田真生さん、素敵な本をありがとうございます。
そして、脇阪克二さんのテキスタイルのような素敵なイラストも

本当に素敵です。何度見ていても飽きません。

あー、本当に素敵な本だわ~。

***
ライター
サティガーデン 代表 金田絵美

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