毎週土曜日14:30から、銀座の綿本ヨーガスタジオで開催している
マインドフルネスヨガのクラス。

このクラスでは、私が日常で感じたこと、やってみて良かったこと、
役立ったこと、などを紹介しながら、
みんなで一緒にマインドフルな感覚を深めてゆく練習をしてゆきます。

男性や、初心者の方、体のかたい方、など誰でも安心してご参加いただけます。

毎回テーマを一つ設けて、
「知識を附に落とす」こと大切にしてゆきます。
テーマを設けることで、ただ漠然と練習をするよりも
より的をしぼって練習することができ、知識を体感しやすくなります。

このホームページでは
毎回クラスでどんなテーマで、どんな練習をしているのかを
ご紹介しています。

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２月２日(土)　テーマ：身口意（しんくい）を一致させる

身口意（しんくい）これ、仏教の言葉なんですけね。

「しん」は、身体。からだ＝行動のこと。
「く」は、口。言葉。
「い」は、意識。つまり心。

「行動」と「言葉」と「心」
この三つが一致していると、
生きていくのが楽になる、
そして、夢が叶いやすいっ、て言われているんですね。

でもこれって、なかなか難しいですよね。

でもこの前、これを見事に体現している人に出会ったんですよ。
私、集合住宅に住んでいるんですけど、
掃除当番っていうのがあるんですね。

で、ちょうどその当番の日に用事があって、
別の部屋の人に交代してもらったんですね。

それでその方のところへ、お礼にうかがったんですね。
ちょっとしたお礼を持って。

そしたら、最初お母さんが出てきてくれて、
玄関で立ち話をしていたら、
奥から、男の子が出てきたんです。

で、身を乗り出しながら、
「なになに～？それ、くれるのー？」って。
私の持ってる包みを指さすんです。

お母さんが「こら、◯◯くんっ！」
とか言っても、お構いなし。

で、私が「はい、どうぞっ」て渡したら、
子ザルのごとく、さっと奪いとって

「やったーっ！！！」って、ジャンプして喜んで、
袋をバリバリバリ～って開けて。

そして、次の瞬間、

「え～～～！！！！なんだよぉ～、
お菓子じゃないのかよ～」って、
床に崩れ落ちたんです（爆笑）

もう見ていて気持ちいいくらい、
身口意が、心と体と言葉が一致しているんですよ（爆笑）

これだけ、一致していたら、
そりゃ生きていくのが楽だろうな～と、
そう思ったんですよね（笑）

でも、私たち大人はこうはいかないですよね。
本当は言いたいことがあっても、
言葉を飲み込みこまなきゃいけなかったり、
反対に、疲れてへとへとなのに、
無理して笑顔を作らなきゃいけなかったり。。。

心と体がバラバラだと疲れませんか？

思ってることと、言ってることと、やってることが、
バラバラだと、
何が自分の本当の気持ちなのか、わからなくなってくる。
そんなことないですか？

で、私思ったんですよね。
「思い通りにならない」そう言って、
私たちって苦しみますよね。

頭や胸で感じた思いを、
口から出せないから、体で表現できないから、
思いを体に通せないから、だから苦しくなるのかなって。

その小さな男の子を見て、そう思ったんです。

だからせめて、ヨガしてる時くらい、
自分の思いを通してあげたいな、って。

胸の奥のもやもやを、ため息と一緒に吐きだしてもいいし
体の詰まっているところを見つけたら
そこを流して、通してあげる。

そうして、感じてること、否定しないで
ただそれを自分に、許してあげる。

そんな場所や時間が、私たちには
必要なんじゃないかな、って、そう思うんです。

だから今日はまずは、
自分がどうしたいのか？体と心に、聞いてあげる。

どこに手をつきたい？
どの角度が好き？って。

そして、その思いを通してあげる。

人と比べたり、遠慮したりせずに、
マットの上の、この安全な空間で
「自分の想いを通す」って、
そんな練習を、みんなでしてゆきたいなって思います。

自分が自分の願いを叶えてあげる。

その力が、マット下りた後、日常生活の中で、
自分の夢を叶えるための原動力にきっとつながりますから。

それでは始めてゆきましょう。

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ライター：サティガーデン　代表　金田絵美