久しぶりに、クラステーマ。
この本、タイトルに惹かれて手に取ったんですけど
ご存知ですか?
私、知らなかったんですけど、
数年前に話題になったらしいですね。
この不思議な名前のレストラン、
実は注文をとるスタッフが、
みんな認知症を抱えている方なんですね。
だから、頼んだ注文を忘れちゃったり、
違う料理が運ばれてきたりする。
でもそれを逆に楽しんじゃおうっていう
そういうレストランなんです。
小説じゃなくて、実話なんですよ。
実際、ホットコーヒーにストローが添えられてきたり、
注文を取りに来て、
「あれ?私、今、何しに来たんでしたっけ?」って
お客さんに聞いちゃったり(笑)
一番かわいかったのが、テーブルにお客さんを案内したら、
働いていることを忘れちゃって、
そのまま一緒に席に着いて、
世間話を始めちゃったおばあちゃん。
(写真:注文をまちがえる料理店公式ページより転載)
(公式ホームページは下記に)
でも間違っても誰も怒らないんですよ。
むしろ、そこから暖かい会話が生まれたりする。
なんかいいなーと思ったんですよ。
許してあげるとか、優しくしてあげる、
っていうんじゃなくて
間違えること、人と違ってることを、
そのまんま、丸ごと受け入れることができたら、
人ってそもそも腹が立たないんだって。
そう思ったんです。
素敵じゃないですか?
でも相手のそのまま、ありのままを受け容れるって
難しいですよね。
じゃあ、どうしたらいいのか?
そのためには、まずは自分が自分に
間違えることとか、人と違うってことをゆるすこと。
それが本当に大事だなあって、改めてそう思ったんです。
ヨガ始めて、ある程度慣れてくると
つい「足の位置はココ、手の形はこう!」とか
「もっと深く折り曲げなきゃ」とか
そんなふうに、つい正しさを自分に押しつけてしまいがちですよね。
だから今日はみんなで
「人と違うことを恐れない。自分のありのままをゆるす、っていう
そういう練習をしてゆきましょう。
体が固くても、上手くできなくても、
みんなと形が違っても、気にしない。
そのままの、今の自分の体に
寄り添ってあげる。
この練習が自分にも相手にも寛容な心を育んでくれて、
みんなが安心して生きやすい世界を
作って行く力にきっとなってゆきますから。
注文をまちがえる料理店
公式ページ
http://www.mistakenorders.com/
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ライター:サティーガーデン代表 金田絵美
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