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カタカナのちから

ものすごく久しぶりに、クラステーマのお話をしようと思います。

このところ、ずっとお休みしていたのですが、
最近、立て続けにいろんな人から、クラスの中でするお話を
別の形で発信して欲しいという声をいただき、(ありがとうございます)
再開してみることにしました。

のんびり、ぽつぽつ更新しますので
よろしければ、お付き合いください。

***********************

テーマ:カタカナのちから

私、昔、翻訳の勉強をしていたことがあるんですけどね、
その時、カタカナを発明した日本人ってすごいなって思ったんですね。

何がすごいかって言うと、
翻訳しているとね、
どうしても訳せない言葉っていうのが出てくるんですね。

例えば、こういうイヤフォンとか。

辞書を引くと
「耳に差し込んだりかぶせたりして、
ラジオやオーディオ機器などからの音声を聞くための器具」
って書かれている(笑)

あとフォークとかもそうですよね。

「飲食時に食べ物が動かないように突き刺して押さえたり、
食べ物を突き刺して口へ運んだりするための食器。
「突き匙」「肉叉(にくさ)」

突き匙って、個人的には、
なんかこの「無理やり訳した感」が好きですけど(笑)

こんな風に無理に訳そうとすると、冗長になったり
ニュアンスが微妙にズレちゃう。

でもそういう時にカタカナを使えば、
意味は分からなくても
とりあえず、先にすすめることができる。

”なんか、そういうものがあるらしい” って。

考えてみると、私たち日本人って昔から、
外から来たわけのわからないものを、

そのまま一旦ひとまず受け入れて、
自然に文化の中に取り込むっていうことを
ずっとやってきたんですよね。

日本人ってすごいですよね。

でね、ここからが本題。

私、気づいたんですよ。
これって、ネガティブ・ケイパビリティだ!って。

つまり「わからないものを、そのまま抱えてゆく力」
そのものじゃん!って。

だからね、瞑想中に湧いてくる雑念も同じように、
受け止めればいいんじゃないかなって思ったんです。

なんで湧いてくるのかわけがわからない(笑)

でもいったん、カタカナにするみたいに、
ひとまず受け止めて

それをどうにかしようとか、無理やり理解しようとせずに、
それはそのままにして、
そして、今、自分ができることをする。

そうしているうちに、
自然と自分の中で統合が起きてゆくんじゃないかなって。
そんな風に思ったんです。

だから今日も、雑念がわいても、どうにかしようとしないで、
それをそのまま抱える力を一緒に育んでゆきましょう。

この練習がきっと人生の中で、
どうしてよいかわからないものに出会ったときに
それを抱えて乗り越えてゆく力に、
きっとなって行きますから。

***********************

このお話をクラスの中でしたところ、

私、いままでずっとネガティブケイパビリティのことを
「ネガティブ系 パビリティ」だと思っていました!

という、かわゆいコメントを頂きました(笑)
なんかいいですよね。

ライター:サティガーデン 金田絵美

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#ストレス対策
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