Yoga

サティガーデンでお伝えしているヨガと瞑想のクラスについて、
そしてヨガと瞑想をお伝えするうえで、大切にしていることについて、
ヨガ・瞑想部門代表、私、金田絵美がご紹介します。

 

なぜヨガなのか?
心身一如、心と体のつながりを知る

いきなりですが、質問です。
みなさん、ヨガってどんなイメージがありますか?

女性がするもの、ダイエットに効果がある、
姿勢を良くしたり、アンチエイジングにも効果があるetc.
どちらかというと、
綺麗になるためのもの、外面を整えるもの、
というイメージが強いのではないかと思います。

もちろん、ヨガをしていると綺麗になります。ホントです(笑)
でも、それと同じくらい、
心を整える効果もあるんです。

心身一如(しんしんいちにょ)、という言葉を知っていますか?
体と心はひとつながりである、という意味です。

今、これを読んでいるあなた。
試しに、一旦画面から目をはなし、
目を閉じて、口角(両方のくちびるの端)をあげて、3回深呼吸してみてください。

・・・・・(スーハー)

・・・・・(スーハー)

・・・・・(スーハー)

どうですか?

なんだかちょっぴり気持ちが明るくなりませんか?
不思議ですよね~。

でも、この現象、脳科学的にも証明されているんです。
口角をあげることで、必然的に笑顔がつくられますよね。

すると脳が「今、楽しい時なんだ~♪」と勘違いをしてくれて、
幸せホルモンのセロトニンが分泌されるそうです。

そしてその結果、気持ちが明るくなる、というわけです。

そう、言ってみれば、脳をだましているんです。

私たちは、普段「楽しいから→笑う」と思っています。
でも、実は「笑うから→楽しい」という図式も成り立つということです。

まさに心身一如。

体と心って思いのほか、ふかーく繋がっているんです。

まだ信用できない方は、
もう一度口角をあげて笑顔をつくり、今度はその顔のまま怒ってみてください。

・・・・・・

・・・・・・

・・・・・・

 

どうでしたか?
相当難しいですよね。

さて、日常生活の中で、ネガティブな気持ちになってしまった時。
無理やりにポジティブに切り替えようとしても、なかなかうまくいきませんよね。。

でも、そんな時でも、(気持ちはさておき)
とりあえず口角を上げることはできますよね。
そしてこれで脳をだますことができたら、、、
気持ちの切り替えが、少しは楽にできるようになりそうだと思いませんか?

心の問題を心だけで解決するのが難しい時、
こんな風に、体の側からアプローチして、心を整える。
それがヨガの得意とする手法です。

体を使って心を整えること。
それがヨガなんです。

さあ、これを聞いて、ヨガのこともっと知りたくなりませんか?
なりましたよね?(少々強引に・・・)

では、実際に、
ヨガではどんな風に体と心に働きかけるのか、というお話をしてゆきますね。

まず多くの方が誤解しているのですが、
ヨガって体が柔らかくないとできない、と思っている方が非常に多いんです。

でも、ちょっと考えればわかると思うんですが、
ヨガは「体が柔らかい人がするもの」じゃなくて、
ヨガをしていると、体が柔らかくなるんです(笑)

でも、どうしてみんな体を柔らかくしたいんでしょう?
体が柔らかくなると、どんな良いことがあるんでしょう?
もしくは、体が固いとどんな良くないことがあるんでしょう?

みなさん、長時間のパソコン作業や、乗り物での移動などで、
肩や首が凝ったり、腰が痛くなったりすることってありますよね。

そう、体は一定時間動かさずに、筋肉が硬直した状態が続くと、
痛みや不快感として、私たちにサインを送ってきます。

つまり私たちの体にとって、固まっている状態は、
不快な状態なんですね。

だから、体を伸ばしたり、マッサージをしてもらったりすると
心地いいなぁ~と感じるわけです。

でも、あまりにも長い間、筋肉を緊張させ続け、それを放置していると、
体がなかなか元に戻らなくなってきます。

それがみなさんの言う、
体の固さ(=筋肉の拘縮)という状態です。

そしてこの固さは、体のゆがみを引き起こし、
さまざまな痛みや不調の原因となっていきます。

猫背、巻き肩、五十肩、ストレートネック、慢性の腰痛、etc.

こういった不調の多くは、長年その緊張を放置してきた結果、
緊張が「体の癖」として定着してしまい
体が本来の働きを果たせなくなってしまった結果、引き起こされます。

ヨガでは、これらの不調に対して、
さまざまなポーズや呼吸法を用いて、固まった筋肉の緊張をほぐし、血流を促し、
体全体のつまりを取り除いてゆきます。

時には、筋トレのようなポーズを用いて、
筋肉を一度緊張させてから、弛緩させるというプロセスを繰り返し、
硬直している組織に働きかけてゆきます。

そして「体の癖」を修正し、バランスの取れた状態に戻してあげ、
本来、誰もがもっている、健やかで快適な状態へと、整えてゆくのです。

実際に現場でヨガの指導をしていると、
多くの人がこわばっていた体がほぐれるにつれて
心がほぐれてゆく様子をたくさん目にします。

スタジオに通ううちに眉間のしわがなくなってきた方、
いつも肩をいからせ身構えたような姿勢だったのにだんだんと肩が下がり、笑顔が増えた方、
猫背が解消し、胃腸が整ったことで、顔色が明るくなり、雰囲気まで明るくなった方、
ヨガをしている最中に、涙を流される方も多くいらっしゃいます。

ボディーワークの理論の中に、
「筋肉が感情を溜め込む」という考え方があります。
実際にこういった皆さんの様子をみていると
そういうこともあってもおかしくないな、と思います。

体の中に溜め込んでいた想いや感情をリリース(解放)してあげることで、
心の中に溜め込んでいたものも一緒にリリース(解放)されてゆく

ヨガにはそんな力があるように思います。

だから、ヨガをするのに、ダンサーやバレリーナのような体になる必要は全くありません。
私もヨガを始めた当初は、ものすごく体が硬くてガチガチに固まっていました。
今だって他の先生に比べれば、体は硬くて、雑誌のモデルさんのようなポーズはとれません。

でも、
日常的に体の声を聴きながら、コリや緊張をほぐす習慣をつけたことで、
姿勢が良くなり、無意識の緊張が引き起こす肩こりや頭痛、背中の痛み、
そういうものが、すっかりなくなりました。

そして同時に心の声にも耳を澄ませてあげることで、
心のちょっとした不調に気づき、ケアしてあげることができるようになり、
感情に振り回されることが格段に減りました。

自分で自分の体と心を整える。
それができるようになると、
自信=「自分を信じる力」が生まれてきます。

体という土台が整い、心が安定してくると、
周りの人の目や意見に振り回されない、確固とした自分の軸が定まってきます。

そして、他の誰でもなく、自分自身が人生の手綱を握り、
自分の人生を切り開いてゆく力がついてきます。

サティガーデンでは、参加してくださった方に、
体や心のお悩みをうかがいながら、心と体の繋がりから
「その人にとって、今、必要なヨガのポーズ」や
「その悩みにとって、最適な体の調整の仕方」を導き出し、
アドバイスをさせていただく、そんなヨガをお伝えしています。

なんだか気になる~、と思った方は、
ぜひ一度、サティガーデンのヨガ・瞑想のクラスにいらしてくださいね。

毎週金曜 サティガーデンの朝ヨガ

PAGE TOP